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芸能人はららぽーとへ行くのか

芸能人はららぽーとに行くのか?

 

最近はどうもこんなことを考えています。

クリエイター業の端っこで働くシャフです。

 

仕事柄芸能人や有名人とお会いする機会もあったりなかったりするのですが、アイドルやバンドマンが家で家事をしている姿が想像できません。

彼らも我々と同じようにプライベートをお過ごしなのか、それとも全然違っているのか。

 

流石にスーパーで最安値で売っている柔軟剤を使ってはいるまい・・・

 

都内のワンルームに住んでいますが、ベッドもなけりゃ冷蔵庫も電子レンジも、洗濯機も置いていません。

生活力の低さというか、生活感のなさというか・・・

 

今は職業デザイナーでやっていますが、状況したての若かりし頃はものづくりをやっていて、アーティスト(作る人)を志していた時期もありました。

クライアントがいるわけではなく、自分の作ったものでファンを魅了する形でお金を稼ぎたかったのです。

 

まあ一旦はその夢も脳の片隅に追いやって、今は毎月の生活費をコツコツ稼ぐためにクライアントワーク中心に移行したわけですが。

 

なもんですから、心のどこかで「アーティストたるもの、生活すべからず」というなんか、背水の陣じゃないけど、テレビで見たアーティストの、画面で見たまんまの表面の生き様だけを魔に受けて育ってきたんです。

密着ドキュメンタリーなんかよく見ますが、あれも画面外では自炊や掃除、家事育児があるだろうけど、映っているのは仕事っぷりに関係する表の部分だけですよね。

 

映画もそうで、映画に映らないような場面は想像できないんです。

バッドマンだって、ジョーカーだって洗濯ぐらいしているかもしれない・・・

 

私は映画の登場人物でも、ドキュメンタリーの登場人物でもないのに律儀に画面外の行動を無駄だと思ってしまっているんですね。

 

ここまでは私の憶測です。

多分、そういうわけで私は日々のワンルームという自分の巣を快適な環境に保つことができないのです。

そんなの、私の生涯が映画になったら画面外、ですからね。

 

 

今日はお弁当を作ったんです。

事務所のお昼ご飯用に。

でも少し怖かったんですよね、お弁当を作ることが。

学生時代は毎日母親が作ってくれていたお弁当が、「生活」の代名詞のようで・・・

 

天才クリエイターや巨匠が、お弁当を作りますか!?

ワンルームマンションのミニキッチンで・・・。

 

お弁当を作るのって、なんか「自分はもう天才アーティストを志すことをやめましたよ」って言っているような気がして・・・。

山から下山したような、レースから降りたような。

 

何を言っているのかわからねえと思うが、そうなんだ。わかってくれえ・・・。

 

 

毎日事務所やアトリエにお弁当を作っている、生活力の高いアーティストはいませんか。

いたら教えてください。

 

キューライスさんなんかは、毎日お弁当を作られているそうですね。

お弁当を作っていても、素晴らしい作品も作れるんですね。

 

どうしてそこに相関関係を見出そうとしてしまうのか。

そんなものないと思いますけどね。

私のひねくれた先入観、凝り固まった考え方でしょう。

 

生活も大事にしながら、物作りも頑張りたいですね。

では。